


ハスの地下茎が食用となったのがレンコンです。輪切りにすると穴から「先を見通す」ことができるので、縁起の良い食材として正月のおせち料理などにもよく使用されています。煮物、キンピラが定番ですが、天ぷら、レンコンチップスのような揚げ物、酢と相性が良いので酢レンコン、ちらし寿司の具としても広く使われています。

山地に自生していたヤマイモに対し、里で栽培されることからサトイモという名が付いたといわれます。晩夏から秋にかけて収穫され、地味な存在ながら煮物の材料として、日本では非常にポピュラーな存在です。でんぷんを主成分とし、低カロリーで食物繊維も豊富、独特の「ぬめり」は、ムチン・ガラクタンという成分によるもので、ムチンには消化促進、ガラクタンには免疫力向上作用があるとされています。

秋になって地上部が枯れる頃が芋の収穫時期。枯れ残った蔓を目当てにして山芋を探します。現在では、畑でむかごから栽培されており、流通している中には、栽培によるものが多い。畑の地下深く入る芋は収穫にはむかないので、長いパイプの中に栽培します。山芋のなかでも「自然薯」は、粘り気が強い天然の山芋です。

芋幹(いもがら)とは、里芋の茎の部分のことをさします。皮を剥き天日で乾燥させたものは、非常時の保存食として戦国時代からよく知られていて、干しズイキとも呼ばれます。生いもがらは、柔らかくえぐ味がないので、刺身のつまにしたり、酢の物や煮物にしたりと幅広く活用されます。主に夏ごろに出回ります。

一般的には、ヤマノイモのむかごのことを指しています。塩でゆでる、煎る、米と一緒に炊き込むなどの食べ方があって、油でいるとビールのおつまみに最高です。古くから食される食材で、「零余子飯」は秋の季語にもなっています。

親芋は、12月下旬に旬をむかえるのサトイモの一種です。ホクホクした食感、ぬめりが少なくあっさりした味わいで、煮崩れしにくいので煮物に便利です。特に八頭(やつがしら)と呼ばれるものは末広がりの八(はち)の字と、“人の頭(かしら)”に名前が似ていることから縁起が良いとされ、正月のおせち料理にもよく使用されています。

いわゆる山芋の代表格で、日本の山野に自生していたものが原産です。長いものは地下1m以上になり、天然のものは掘り出すのが大変なので非常に貴重です。白くキレのある旨みは最高で、生で食べられる(オロシやタンザクなど)珍しい芋としても知られています。山かけごはんやとろろそばなど、自然の恵みの御馳走ですね。いわゆる山芋の代表格で、日本の山野に自生していたものが原産です。長いものは地下1m以上になり、天然のものは掘り出すのが大変なので非常に貴重です。白くキレのある旨みは最高で、生で食べられる(オロシやタンザクなど)珍しい芋としても知られています。山かけごはんやとろろそばなど、自然の恵みの御馳走ですね。
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