


土筆(つくし)、蕗の薹(ふきのとう)、タラの芽、蕨(わらび)、筍(たけのこ) ほか春のごちそうの山菜は、山野に自生する植物です。
春になると山野で土筆やふきのとう、蕨や筍などの山菜が芽を出します。特に竹林に囲まれた杷木地域は筍が多く、山で採れた筍はやわらかく味も格別です。
お召し上がりの際には下処理が必要です。収穫量はごくわずかで限られた時期にしか採れず、店内に並ぶ期間は短期間の場合があります。
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水菜は、京野菜のひとつで葉、臭みの無い淡白な味わいとシャキシャキした歯ざわりが特徴です。和え物・鍋物・サラダ・汁物・煮物などにひろく使われており、寒さに強く緑の少ない冬から早春の野菜として重宝されています。鍋ものでは、魚の臭みを消す貴重な葉物として、生のままサラダで食べるのも一般的になっています。

旬は冬で、関東地方ではハクサイとともに冬の野菜の代表格にあげられ、東京風の雑煮には欠かせない野菜です。ホウレンソウと似た使い方をされることが多く、あくが少ないので扱いやすい野菜とされています。ビタミンAに富み、鉄分などのミネラルが豊富で、野菜の中では、ケールに次いで、カルシウムの含有量が高いことでも知られています。葉の緑色が濃く、茎が太くしっかりしているものを選ぶのが秘訣です。

ねぎに含まれる主な栄養成分には、カロチン・ビタミンB群・葉酸などのビタミン、カルシウム・鉄・カリウムなど、多くのミネラルが挙げられます。ねぎ特有の辛み成分『アリシン』は、根深ねぎに多く含まれ、食欲を増し、胃のもたれを防ぐ消化促進作用や、体を温め、冷え性を防ぐ血行促進作用があります。

こねぎとは、葉ネギを若取りしたものを指し、細ねぎ、万能ねぎなどとも呼ばれます。葉鞘径が5mm程度、長さ50cm程度のものが一般的で、100g単位で袋詰めされて販売されることが多いです。各地でブランド化が図られていて、福岡県の博多万能ねぎが有名で、そのほかにも大分県の大分味一(あじいち)ねぎ、高知県のやっこねぎなどがあります 。

ほうれん草は冬が旬です。緑黄色野菜の代表格で、栄養豊富です。原種は17世紀に中国から東洋種、19世紀にヨーロッパから西洋種が伝えられたものですが、現在国内で出回っているのはほとんどが国内産です。和風のおひたしから、バター炒めやパスタの具材などの洋風まで、幅広く食卓で使って頂きたい定番野菜です。

浅漬けやキムチなどの漬物として、また鍋物全般などには欠かせない食材である白菜。国内ではダイコン、キャベツの次に生産量が多く、冬の旬野菜の代表格です。淡白で柔らかい食感は、アメリカなど海外でもサラダ用として広まりつつあります。特にこれからの季節は、霜に当たることで甘みが増し美味しく頂けます。一度新しい味をご賞味ください。
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